アメリカの大晦日と正月は、日本とは全く異なる過ごし方をします。
日本のように大掃除をしたり、年越しそばを食べたり、おせち料理を食べたりすることはありません。
カウントダウンをはじめとした主要なイベントをはじめ、どのように過ごす人が多いかや、おすすめのイベント等を紹介します。
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アメリカの大晦日&お正月の過ごし方
アメリカでも大晦日とお正月は特別な日ですが、日本ほど盛大には祝いません。
その理由は、クリスマスが最も重要な祝日であることと、日本のような伝統的なお正月文化が存在しないためです。
アメリカの大晦日の過ごし方(子供向けのお昼のカウントダウンは必見!)
1.友人や家族とパーティー

多くのアメリカ人が12/31は自宅やレストランでパーティーを開き、音楽を聴いたり、ダンスをしたり、ゲームをしたりして過ごします。
古い習慣では、仮面ブドウ会を開き、夜中の12時になると皆が仮面を脱いで正体を現すようにします。
2.カウントダウンイベントに参加

多くの都市でカウントダウンイベントが開催されており、花火やライブ音楽を楽しむことができます。
広場で花火を見たり、クラブ、バーなどで音楽や踊りを楽しんだり、シャンパンで乾杯したりして賑やかに新年を迎えます。
3.子供向けにはハッピー・ヌーン・イヤー

カウントダウンは真夜中なので、小さな子連れだとなかなか参加しづらいですよね。
そこでおすすめは、正午(昼の12:00)に、ファミリーで楽しめる「Happy Noon Year」(New:ニューと、Noon:ヌーンをかけている)。
昼間なので、小さな子連れ家族も楽しめる、とてもありがたいイベントです。
- バウンシーハウス
- フェイスペイント
等のおなじみのイベントも併設されている場合が多いです。
Children’s Museum Houstonでは2024/12/31の午前9時-午後3時まで新年を迎えるイベントがあります。
最初の 200 人のお子様に「Happy New Year」ネックレスを無料でプレゼントもあります。
4.自宅でゆっくりと過ごす
これが実は最も多いです。映画を見たり、本を読んだり、ゲームをしたりして過ごす人も多くいます。
5.特別なディナーやブランチを楽しむ
日本は家で年越しそばの家庭が多いですが、アメリカでは大晦日に特別なディナーやブランチを楽しむ習慣があります。
カウントダウンの前には、普段は行かない高級レストランでディナーを楽しんだりします。
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アメリカの元日の過ごし方
1.新年の抱負(New Year’s Resolution)を立てる

日本と同じく、多くの人が新年には新しい目標を立てます。
- 健康的な食生活を始める
- 新しい趣味を始める 等
2.パレードを見る
一部の都市では、元旦にパレードが行われます。
カリフォルニア州のパサデナ(Pasadena)市で行われるローズ・パレード(Rose Parade)等が有名です。
3.翌日の仕事に備える
お正月休みが始まる日本と違い、クリスマス休暇が終わって翌日から仕事のアメリカでは、元日は次の日の仕事に向けて気持ちを切り替えたり、最後の休日をゆっくり休む日です。
アメリカvs日本!日本の年末年始との違い
アメリカと日本の大晦日の違い①:大掃除の有無

日本は年末に大掃除を行いますが、アメリカでは大掃除を行う習慣はありません。
「寒い時期にわざわざ掃除しなくても、春の気持ちの良い日にお掃除しましょ」という考えだそうです。
アメリカと日本の大晦日の違い②:クリスマスが終われば「あけおめ」
新年は1/1ですが、クリスマスが終わればアメリカ人はもう新年の気分のようです。
アメリカと日本の大晦日の違い③:大晦日の服装
アメリカでは大晦日に新しい服を着る習慣があり、そのままカウントダウンに参加します。
素敵な装いで新年を迎えるためです。
アメリカと日本の大晦日の違い④:クリスマスツリーの扱い方

アメリカでは、クリスマスツリーはサンクスギビングが終わった「11月下旬から12月初旬」に飾られ、信念が明けてもしばらく飾りっぱなしです。
日本は12/26にはツリーを片付けて、新年の飾りつけに変更しますね。アメリカは新年用の飾りはなく、クリスマスの飾りのまま新年を迎えます。
また、持ち家の方は家の周りのハウスデコレーションも豪華で、ハロウィン並みかそれ以上に見るのが楽しいです↓

ヒューストンでは、クリスマスのハウスデコレーションが豪華な地区(といっても普通の家)をめぐるツアーもあるほど。こちらの記事で紹介しています↓

ツリーの飾りつけも立派な家族行事
アメリカでは、クリスマスツリーは家族で飾り付けるのが一般的です。
クリスマス当日には、家族でツリーの周りに集まってプレゼントを開け、楽しい時間を過ごします。
一方、日本ではクリスマスツリーは、主に商業施設やホテルなどの公共の場で飾られるのがメインですよね。
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アメリカと日本の大晦日の違い⑤:カウントダウンの豪華さ

アメリカには、鐘を鳴らして新年を祝う習慣は存在しません。その代わり、大晦日の夜には盛大にカウントダウンが行われます。
タイムズスクエアのカウントダウン
アメリカで最も有名なカウントダウンは、ニューヨークのタイムズスクエアのカウントダウンです。世界中に中継します。
約100万人規模の観客が集まるため、入場制限で入れない場合もある程。世界中から人々が集まります。

観光の現地オプショナルツアーでおすすめはVeltraです。日本人添乗員が日本語で観光案内をしてくれ、ホームページも支払いも日本語対応なので安心です。
公式サイト:Veltra Top Page
航空券や宿泊宿は、Trip.comで取ると安くてお得なので、おすすめです。
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ゲストパフォーマンス
大物ゲストのライブパフォーマンスがあり、過去には下記の超豪華アーティストが出演しました。
- レディー・ガガ
- テイラー・スウィフト
- ジャスティン・ビーバー
カウントダウン直前になると、元ビートルズのジョン・レノンの名曲「イマジン」が歌われ、観客も大合唱します。
クリスタルボール
大晦日の夜には、タイムズスクエアに巨大な電光掲示板が設置され、カウントダウンとともにクリスタルボールが落下します。
このボールの落下は生中継され、全米の人々が新年を祝います。
ニューイヤーグッズ
ニューイヤーグッズも無料で配布されるので、旅行のお土産としても最適。一度は行ってみたいですね。
グローバル・カウントダウン
アメリカのカウントダウン前後はグローバル・カウントダウンで、日本をはじめ、世界の国々のカウントダウンも祝えます。
アメリカと日本の大晦日の違い⑥:お正月料理の有無

日本のおせち料理は、縁起の良い食材を使った料理を集め、一つ一つの料理に意味が込められていますよね。
アメリカにはおせちはありません。一応下記のような縁起物もありますが、お正月料理というわけでもなく、一部地域限定だったりと、あまりメジャーではありません。
black eyed pea(ブラックアイドピー)
黒目豆。コインと幸運の象徴とされており、お正月に食べると縁起が良いとされています。アメリカ南部では福を呼び込むためにブラック・アイド・ピーを使ったホッピン・ジョンを食べるのだそうです。
collard green(カラードグリーン)
紙幣に似ていることから、お金に恵まれるようにという願いが込められています。
cornbread(コーンブレッド)
金色の円形をしていることから、金運アップに効果があると言われています。
アメリカと日本の大晦日の違い⑦:アメリカでは1月2日から通常の生活に戻る

アメリカでは、1月1日は祝日ですが、1月2日から通常通りの生活に戻ります。
多くの企業や学校は1月2日から営業を開始し、人々は仕事や学校に行きます。(正月気分が抜けない人は多い模様)
正月イベント(ローズ・パレード、シュガーボウル等)が終わって、やっと正月気分が抜けてくる、というところでしょうか。
アメリカと日本の大晦日の違い⑧:福袋はない

福袋はありません。なぜなら、アメリカは返品文化が根付いているから。
福袋の中身が気に入らなかったら返品、と言われても、ショップ店員も正式な中身がわからず、不正に1つ抜かれていてもわかりません。
日系スーパーやレストランには一部福袋あり
日系スーパーでは、食品の詰め合わせの福袋販売(lucky bag)を行っているところもあるので、近くの日系スーパーを除いてみると思わぬお得な買い物ができるかも。
あとは稀に日本の服具黒がアメリカのAmazonに出品されることもあります。
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アメリカのお正月の会員特典一覧(Gymboree他)
アメリカでは、お正月を祝うために、多くの小売店やレストランが会員特典を提供しています。
以下は、過去に会員特典一覧セールがあったブランド・スーパー一覧です。
- Gymboree: 子供服ブランド。1月1日に会員限定セールを開催、お正月期間中に10%オフの割引。
- Macy’s: 会員はお正月期間中に20%オフ。
- Target: 会員は、お正月期間中に15%オフ。
- Walmart: 会員は、お正月期間中に10%オフ。
- Carter’s:1月1日に会員限定クーポンを提供
- Old Navy:1月1日に会員限定セールを開催
ヒューストンの1月開催のお正月イベント情報

ヒューストンでは、日本人会の新年会イベントで、日本のお正月を祝えます。
2025年新年会:1/25(土)
2024年は太鼓や剣道パフォーマンス、日本のコーラスグループの演奏が費用され、餅つき等の子供が楽しめるものもあり、楽しかったです。
提携企業の豪華抽選会などもあり、家族で楽しめました。日本人会会員は参加無料です。
他には、ヒューストン美術館・博物館地区で新年のイベントが開催されたりします。
まとめ:おすすめのアメリカのお正月の過ごし方
以下は、アメリカのお正月の過ごし方の例です。
- カウントダウンパーティーや花火大会に参加する
- 教会に行く
- 家族や友人と集まって食事を楽しむ
アメリカのお正月は、日本のように特別なイベントはありませんが、家族や友人と過ごすなど、ゆったりとした時間を過ごすのが一般的です。
アメリカと日本の年末年始は、いくつかの点で異なります。
- 年末の大掃除
- クリスマスツリーの扱い方
- カウントダウンの重要性
- お正月料理
- 休日の過ごし方
国は違えど、家族や友人と過ごすなど、大切な人と過ごすことが重視されているのは一緒かなと感じました。



