アメリカ駐在中に住む家を決めることは、土地勘がない海外では難しいと感じますよね。
- 一軒家とアパート(日本で言うマンション)、どちらのタイプにするか
- 治安はどうか
- 日本人にとって住みやすい場所か?日本人は周りに多いか
等の情報も最初はなくて迷う方も多いと思います。
本記事では、ヒューストンで駐在になった方向けに、家探しに必要な情報を紹介します。
実際に我が家が住んでみてわかった地元情報・経験談もありますので、ぜひ参考にしてください。
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ヒューストンで日本人駐在者が多く済むエリア
ヒューストンで日本人駐在家族に人気なのは、
- Katy地区
- Memoril地区
です。特に子連れ駐在者が多く住んでいます。
どちらが良いのか、どのように決めればよいのか、見ていきましょう。
Katy地区の概要と、メリット・デメリット

概要
ダウンタウンから西に車で約45分の距離にある、住宅街。
基本的には庭付きの一戸建てに住むことになり、子連れ駐在者に特に人気のエリアです。
家賃相場
家賃相場は、月2,500~3,000ドルで3bet roomsか4bet roomsに住めます。
プール付きの庭の場合も、さほど家賃は変わりません。が、維持費がかかります。
肌感覚では、1~2割の家がプール付きです。
メリット
- 治安が良い
- 学区のレベルが高い(10段階で8、9、10の学校ばかり)※7以上が良い学区とされる
- 住宅街なので比較的静か
- 戸建てなので家が広く、子供が騒いでも近所の目を気にしなくて良い
- 学校にアジア人が多く(主に中国)、学力が高い。
- 低所得者層(大部分は黒人・ヒスパニック系)が相対的に少ない(≒治安が良い)
- アジアンタウンにアジアスーパー「Hmart」があり、日本食材が購入できる。
- Costco、Sam’s Clubがある。他にもほぼすべての主要スーパーが揃う
- ESLが超充実(Katyの学校に子供がいる保護者は、無料で週4日通える。上・中・初級)
- 高速道路(I-10,99,westpark tollway)に囲まれており、遠くにも出やすい
- コミュニティごとに、無料で使える「プール」や「テニスコート」がある
- 西側は開発中のため、新築物件がある
デメリット
- 娯楽が少ない(Katymills、トランポリンパークなどの施設くらい)
- 車がないと生活できない
- 日本の補習校・図書館・病院・スーパー等(いずれもMemorial)までは車で30分程かかる
- ダウンタウンまで遠い(1時間+渋滞)ため、通勤は大変
- 南側は治安レベルが低い
- 西側・南側は開発中なので、周りになにもない場合がある

↑学区検索ツールで探すと、I-10より南は、学区が高く、I-10より北にいくと学区レベルが低くなることがわかります。
99より東は20年ほど前に開発していて、整っているが築年数も20年越え。
99より西は開発中なので新しい建物・レストラン・施設が多く、新築物件も。一方で環境はまだ整っていない場所もあり、西に行き過ぎると治安も心配。
Memorial地区の概要と、メリット・デメリット

概要
ダウンタウンから西に車で約25分の距離にある、住宅街。Katyまでは車で20~30分程。
基本的にはアパート(日本で言うマンション)に住むことになります。
日系施設へのアクセスが良く、子供の有無にこだわらず、こちらも駐在者に人気のエリアです。
家賃相場
日本人の多く住む高級マンションの家賃相場は、月2,500~3,000ドル前後。
西側は、戸建てもあります。プール付きでもKaty同様に、月3,000ドルには収まるでしょう。
メリット
- 娯楽がKatyよりも多い(Memorial City Mall、スパをはじめ、日系レストランも豊富)
- 住む場所によっては自転車・徒歩圏内でスーパー・病院に行け、バスも通っている
- 日本の補習校・図書館・病院・スーパー等がMemorialに集中しており、便利
- 高級マンションには「ジム」や「プール」などの施設が備わっており、安心して楽しめる
- ダウンタウンまで近く、通勤や遊びに行く(動物園等)のにも便利
- 静かな住宅街と、賑わっている繁華街のどちらもある
- 習い事もKatyより種類が多い
- 北側は学区のレベルも高め(↓)

北側はランク「10」の学校も。日本人が住んでいるのは、だいたいがこの北側エリアです(治安が比較的良いため)。
デメリット
- 南側は治安レベルが低い
- 全体的な治安も下がり傾向(メイン道路Westheimer Rd等に、常に物売りがいる)
- 低所得者層(大部分は黒人・ヒスパニック系)が相対的に多い(≒治安が良い)
- 学区のレベルが、アパート建築でいきなり下がることがある(低所得者層入居により)
- マンションは木造が多く、遮音が不十分。子供が騒ぐと近所迷惑になることがある
- 車がないと生活が不便
もちろん、すべての黒人・ヒスパニック系が低所得者ではないし、「黒人がいる=治安が悪い」という安易な考え方は良くありません。(人種差別ではないのでここは声を大にして言いたい)
ただし、欧米の歴史的背景から、黒人(+ヒスパニック系)が白人より差別され、給料の高い職業につけなかった歴史があり、それが多少なりとも今なお尾を引いていることは事実です。
教育は今や課金至上主義。親の給料と子供教育レベルは比例します(日本でも)。教育レベルは将来的な年収にもおおよそ比例します。
アメリカは「自由の国」と言われていても、結局は白人のお金持ちで回っている国です。
ちなみに、黒人だけではなく、我々アジア系も差別(下に見られる)の対象です。なんなら黒人よりアジア人は下に見られています…。
人種差別は良くありません。ただし、教養として、アメリカの闇の一部で「こんな面がある・こんな考え方の人が多く住んでいる」、ということは覚えておいた方が自分の身を守るためにも安全なのも確かです。
比較:リッチモンドの場合

リッチモンドも、日本人が多く住む場所の一つです。
しかし、学区検索ツールが示す通り、すぐ近くのKatyが8,9,10ばかりなのに対し、数字が「3」の場所もあり、全体的に低いことがわかります。
学区のレベルは治安のレベルとも密接に結びついています。治安の悪い場所には、極力近づかないようにしましょう。
どちらに住むべきか?
どの要望を重要視するか、優先順位をつけて、どちらのエリアがより自分・家族に適しているかを決めて選ぶと良いでしょう。
Katyに住むのが向いている人

- せっかくだからアメリカの広い一軒家や、プール付きの庭がある家に住んで見たい人
- 治安・学区レベルを第一に気にする人
- 車通勤が遠くない、または週2~3日の人
- 子供が小さく、騒いだり走り回る足音が気になる人
Memorialに住むのが向いている人

- 豪華共用設備があるマンションに住みたい人
- 一軒家では、家のセキュリティが不安な人
- 日系施設(スーパー・補習校・病院等)の近くに住みたい人
- 車の運転が不安な人
- 日本人がたくさんいるマンションに住み、いろいろ教えてもらいたい人
- Katyだと遠すぎて通勤が難しい人
建物のクオリティに違いはある?

Katy、Memorialのどちらも家のトラブルは同様にあります。
- マンションでは、上の階からの水漏れ、騒音。
- 戸建てでは、ガレージの故障、トイレのつまり、建物の老朽化等。
虫はどちらでも出ます…。NYでも虫は出るそうなので、ペストコントロールとコンバットで頑張るしかありません。日本でG対策グッズは持っていきましょう。
建物に
Katyの西側は、開発中のため「新築物件」が出ることも。しかし、新築だからトラブルがないわけではありません。初期トラブルは日本の比ではありません。
築5年ほどで、初期トラブルを一通り直し終わった物件がねらい目と言われています。
まとめ
本記事では、家族でヒューストン駐在となった際に、日本人がどこに住むべきか、経験談を踏まえて紹介しました。
Katyエリア…一戸建てがメインで、治安が良く学区レベルが高く、小さな子連れにおすすめ
Memorialエリア…高級アパートに日本人が多く住み、病院・スーパー等の日系施設へのアクセスが良く、利便性を求める人におすすめ
どちらも、良い物件が出るかどうかはタイミング次第の所も。家族構成や目的、優先順位を決めて、自分に合った家を探せると良いですね♪
住む家は大事です。しょっちゅう引っ越しもできませんし、周りの環境に生活が左右されます。素敵な家に住めると、日々の気分も上がります。
Katyエリアの情報も当ブログでたくさん執筆していますので、ぜひのぞいてみて下さいね。

